新宿高野本店

fluitfullifestyle

5月号

2019 May

No.72

宮崎県産 マンゴー

ネットを被せる方法により、一番美味しいタイミングで収穫。

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宮崎県でアーウィン種のマンゴーの試験栽培がスタートしたのは1976年頃。西都市の生産者によって本格的に栽培が始まったのが1986年頃と言われています。当初は多くの果実と同じようにハサミを使用して収穫していたのですが、なかなか思った以上の美味しさにたどり着けず、研究が続けられていました。試行錯誤する中、たまたま完熟して自然に落下したマンゴーを食したところ、食味にとても優れていることが分かりました。しかし落下して地面に落ちると傷がついてしまうことから、1個ずつマンゴーにネットをかぶせ、完熟して自然に落下する果実をネットでキャッチする方法を考案しました。この技術により、もっとも美味しい状態で収穫できるようになり、今では全国にも広まり始めています。
マンゴー栽培は、1個1個を丁寧に手作業で扱わなければならない工程が多数あります。何千個も実ったマンゴーにネットを被せる作業や、果実に満遍なく陽光が当たるように向きを変える作業など、並大抵な労力ではありません。そういった生産者のたゆまぬ努力のおかげで、「太陽のタマゴ」が誕生しました。宮崎経済連が定めた「商品ブランド認証基準」をクリアした証でもあります。生産者が労力を惜しまず丹精込めて作った、宮崎県産の完熟マンゴーの美味しさをぜひお楽しみください。

鹿児島県産 マンゴー

根域制限・低樹高栽培が品質の高いマンゴーへとつながりました。

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鹿児島県では安全・安心で品質が高く、安定的にまとめた量を出荷できる信頼される産地づくりを進めています。19品目25産地(平成30年3月末現在)を「かごしまブランド産地」として指定し、「かごしまの農林水産物認証」を取得しています。ブランド産品の「マンゴー」は、糖度や着色等に品質基準も設けています。今回取材に伺った指宿市や大崎町は「かごしまブランド産地」に指定されており、高品質な「マンゴー」を栽培しています。
指宿市で「マンゴー」をはじめ「パッションフルーツ」「ドラゴンフルーツ」の栽培をしているJAいぶすき熱帯くだもの部会長 有村隆雄さんにお話を伺いました。
「鹿児島県のマンゴーの経済栽培の歴史は古く、沖縄県と同じ昭和50年くらいからと言われています。私が本格的に栽培を始めたのは平成10年くらい。以前からマンゴー栽培をされている方はいましたが、数年経つと劣化してしまうなど、大変苦労されている方が多かったんです。その方のマンゴーを伐根したら、根が6~7mくらいも伸びていました。根が自由に水分を取りすぎたせいなのかもしれません。それを知って私は残っていた木を鉢に植えてみました。そうしたら上手くいって、マンゴーは根域制限栽培に向いていたんだと思います。それと脚立で何百回と上り下りして作業していたので、非常に効率が悪く苦労しました。そこで樹を低く抑えて育成する低樹高栽培にして、これも上手くいきました。今は低樹高で栽培する技術で安定していますが、まだまだ高品質を目指すために勉強は続けています。」
有村さんのご苦労があってこそ、高品質な「マンゴー」の出荷に繋がっています。
県では最高品質のブランド「夏姫」も出荷しています。鹿児島県産の濃厚な甘みとなめらかな口当たりの「マンゴー」をぜひ味わってください。