新宿高野がマスクメロンにこだわる理由は?

新宿高野の原点だからです。マスクメロンは新宿御苑生まれ。明治時代に苗を輸入栽培し、新宿御苑にあった農事試験場で、現在のマスクメロンの原型が誕生しました。以来、新宿高野は同じ新宿を縁とするマスクメロンを大切にしてきました。マスクメロンは、フルーツギフトショップ新宿高野の最高峰ギフトなのです。

マスクメロンがこんなに高価なのはなぜ?

新宿高野がお取り扱いするマスクメロンには、高い技術と多くの労力が必要とされています。その象徴が一つの果実にすべての養分が注がれるよう、1本の木に1個の果実しか育てない一木一果の栽培法。一本の木にはいくつも花が付き、小さな実がなりますが、そこから素質の良いものを選り抜いて、一つだけを残して育てていきます。その後も日々、温度管理や水管理などのきめ細やかな作業が続き、ようやく世界に誇る芸術果と呼ばれるマスクメロンになるのです。

マスクメロンの価格の差は?

新宿高野ではトップブランド「クラウンメロン」を中心に、静岡県産の最高品質のマスクメロンが並びます。クラウンメロンには等級があり、外観、糖度等によりランク分けされています。品質の良いものから順に「富士」「山」「白」「雪」「キズ」に分けられています。新宿高野で取り扱うマスクメロンは上位等級のものの中から更に、バイヤーによるプロフェッショナルな目で選ばれています。

富士 外観・内容とも最高品質のメロン。1000ケースに1ケースあるかないかの貴重品。
市場では高値で取引されています。まさに名人芸の逸品です。
富士に次ぐもの。外観・内容良質メロン。これが出来れば一人前といわれています。
外観・内容標準メロン。全体の6割程度を占めます。値段は比較的手頃です。
外観・内容やや難あり。主に加工用に使われます。
キズ ネットにキズがあるものや、尻割れ玉等。でも外観は悪くても味は良いものが多いです。

静岡クラウンメロンwebサイトより

マスクメロンの美味しい食べ方

ちょうど良い熟れ具合を見分けるポイントは、メロンの下部(お尻の部分)を軽く指で押してみてほんの少し柔らかく感じる頃が一番の食べ頃です。新宿高野では、最も美味しい糖度・熟度を見極めて、お召し上がりの日にちをお付けいたします。食べごろになったマスクメロンはお召し上がりになる前に、2〜3時間冷蔵庫で冷やして下さい。冷やし過ぎは、甘みと風味を損ないますので、ご注意ください。切り分けるときには、甘みを均等にするために、ヘタから縦にくし形に切り、お召し上がりいただくことをおすすめいたします。

進化し続けている最高峰ブランド「クラウンメロン」

静岡県袋井市は、気候が温暖で日照時間も長く、マスクメロン栽培の好適地です。国内屈指の高品質なマスクメロンを出荷する、静岡県温室農業協同組合クラウンメロン支所があり、高い栽培技術を持つ生産者が所属しています。そのトップを務める支所長の中條文義さんにお話を伺いました。

「マスクメロンの最大の特長は、やはり均等に美しく入ったネットですよね。このネットを美しく出すのが本当に難しく、温度管理、肥料、灌水のタイミングや水の量など、生産者の名人芸ともいえるセンスに掛かっているんですよ。種もこだわっており、クラウンメロンが独自に改良を重ねています。四季に合わせて、ワンシーズン2~3種類から生産者それぞれの環境に合わせて種を選び、安定した品質で周年栽培をしています。種は門外不出! 組合員以外に渡らないよう、厳密に保管しています。昨今は夏場に猛暑が続くことも多くなり、日本の変動する気候にも対応できる品種の改良も行っています。より優良なマスクメロンを収穫できるように組合では日々、研究を続けています。」常に最高品質を求めてマスクメロンに関わってきた中條さんも、40年ほど前のまだ若手生産者だったころ、新宿高野本店を訪れ、いつかご自身の栽培したマスクメロンが店頭に並ぶことを目指し、努力を重ねてきたそうです。その結果、現実となり今ではご子息の友貴さんに技術が受け継がれ、栽培のほとんどを任せているそうです。品質の高さを認められることが目標になり、若手生産者の励みにもなるとおっしゃっていました。新宿高野はマスクメロンの販売を始めて、今年で100周年を迎えました。一世紀に渡り培ってきたプロの目に認められた、最高品質の静岡県産限定のマスクメロンをお届けします。