枇杷

原産地:中国 [バラ科]

産地により、長崎ビワ(長崎県産)と房州ビワ(千葉県産)に大別されます。近年は種が大きく可食部分が少ないなどの声から、種無しのビワも開発されるなど、品種改良が進んでいます。
長崎ビワ…茂木種・長崎早生種・白茂木種などがあり、小ぶりで柔らかい果肉、酸味は控えめです。
房州ビワ…田中種・大房種・瑞穂種・楠種などがあり、長崎県産より大粒で甘みと酸味のバランスが良く、現在は温室栽培が主流です。

新鮮なものの見分け方
形がたまご型で全体的にしっかりと色づき、皮にハリがあって傷がないもの、
またブルーム(うぶ毛のようなもの)が残っているものは、人の手に触れていない新鮮な証拠。
保存方法
常温保存で、風通しの良い涼しいところで保存してください。
冷蔵に弱いので長時間冷やすのは避けましょう。
食べる2~3時間前に冷蔵庫で冷やすとおいしくいただけます。
食べ方
食べるときは、ヘタ(枝)を持っておへそ(花落ち)のほうから手で皮をむいて食べるのがおすすめです。きれいにむけます。
枇杷は、ビタミンA、カリウム、食物繊維など色々な機能成分に恵まれた栄養価の高い果物です。特にクリプトキサンチンの含有量が果物の中でも多い方です。
  • はしり
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
                                                                       
  • 茂木

    江戸時代長崎で誕生した長崎を代表する品種です。果実は、小ぶりですが柔らかい果肉と果汁の豊富さが特徴です。果肉の色は濃橙色です。

  • 富房

    4月から5月に出荷される千葉県房州系のハウス栽培枇杷です。大果系で甘みと酸味のバランスが良いのが特徴です。

  • 田中

    5月から6月に出荷される千葉県房州系の露地栽培枇杷です。東京の田中氏が茂木びわの種子を持ち帰り千葉の富浦で栽培育成してうまれた品種です。果実は、大きく果汁が豊富で甘みと酸味のバランスが非常にとれた品種です。