原産地:中国(china)地方 [バラ科]

日本の梨には、赤梨と青梨があります。赤梨は九州や関東が主な産地の幸水・豊水や、近年は栃木県のにっこり(観光地「日光」と梨の中国語読み「リー」の語呂合わせによるもの)、埼玉県で開発された彩玉など果皮が茶色の梨です。青梨は二十世紀・香(かおり)など果皮が緑色の梨です。どちらもシャリシャリした食感がありますが、これはリグニンなどから出来た石細胞によるものです。また、赤梨の果皮にあるザラザラの斑点は、水分を果実に閉じ込めておく為のコルクの役割をしています。

選び方
果皮にハリがあり、重みがあるもの。果形が扁平で、軸がしっかりしているもの。
保存方法・食べ頃
水分が多い果物なので、ビニールやラップでくるんで冷蔵庫の野菜室などで保存してください。梨は、おしり(花落ち)のほうが柔らかく甘くなる傾向があるので、おしりを上にして保存すると良いでしょう。ザラザラした感じの果皮がしっとりとして滑らかになれば食べ頃です。
食べ方
梨は、皮をむき切ると色が変わりやすいので、レモンを絞った水につけるか塩水につけると色止めの効果があります。薬局で販売しているアスコルビン酸を水で薄めてそこへつけるのもおすすめです。
梨は、約80%が水分で、カリウム、食物繊維、アスパラギン酸が含まれています。カリウムの含有量が果物の中でも多いほうです。また、梨にはタンパク質分解酵素も含まれています。
  • はしり
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
                                                                       
  • 幸水

    「早生幸蔵」と「菊水」の交配品種で、長い間和梨の王座に君臨してきました。甘みが多く、酸味が少なく果汁が多くジューシーです。

  • 南水

    長野県農業試験場において越後と新水を交配育成いたしました。果肉が柔らかく果汁が豊富、酸味が少なく甘みを強く感じます。貯蔵性が高く、秋のお彼岸ころお召し上がりいただけます。

  • 豊水

    「菊水」と「君塚早生」の交配品種です。豊富な果汁から「豊水」命名され、柔らかな果肉と果汁の多さが特徴です。ほどよい酸味があり、後味がさわやかです。

  • にっこり梨

    栃木生まれの大きく、甘く、ジューシーな梨。栃木県の観光地の「日光」と梨の音読みの「り」を合わせてにっこりと名付けられました。

  • 新高

    『天の川』と『今村秋』の交配品種です。果実が大きいのが特徴で、大きいものでは1kgもあります。果肉は柔らかく果汁も多くジューシーです。

  • 秋芳梨

    20世紀梨を山口県の秋吉台で栽培をしたのがはじまりで、「秋芳梨」と命名されました。シャリッとした食感と、口の中で広がる甘いふんわりとした風味が特徴です。秋吉台のカルスト台地の肥沃な土壌で育てられています。

  • 長寿梨(二十世紀)

    甘みと酸味のバランスが良い梨の二十世紀種で、新宿高野では樹齢80年以上を迎える古木に実る梨だけを、その素晴らしい生命力にあやかり「長寿梨」と命名しました。

  • かおり梨

    茨城県農業試験場において新興と幸水を交配育成いたしました。大果系で最大で1.5kgのものもあります。果汁がとても多くシャリッとした食感もこの梨独特のものがあり歯ざわりと高い糖度を楽しめます。栽培が比較的むずかしいので希少価値のある梨です。