原産地:北アメリカ地方、南アメリカ地方 [バラ科]

明治時代にオランダより種子を取り寄せ、現在の新宿御苑で農学博士の福羽博士によって品種改良に成功した「福羽苺」が、日本の苺の元祖となり、外国品種と交配させなから次々と新品種を生み、現在の「苺天国・日本」を作り出しました。苺の外側に付いているツブツブは種ではなく、痩果(そうか)といって厳密にはこのツブが苺の果実です。この一つひとつの中に種が入っています。赤い実の部分はめしべの土台となる花托(かたく)が発達したものです。

選び方
果皮の表面のツブツブがくっきりしていてヘタが青くて元気なもの。表面に傷がなくツヤがあるもの。品種によりますが、赤い色が均一で鮮やかなもの。
保存方法・食べ頃
日持ちがしない果物の1つですので早めにお召し上がりください。パックにいちごが2段に重なってるものは、重なってる部分から傷みやすいので別の容器に平らに並べ乾燥を防ぐためにラップなどをしましょう。また、ヘタは取らないで保存しましょう。
食べ方
いちごはヘタと反対側の先のとんがっているほうが糖度が高いので、ヘタを持って食すより先にヘタを取り、ヘタ側から食べると最後まで甘みを感じられます。ヘタを取って水洗いをするとビタミンCが流れやすいのでつけたままさっと洗いましょう。
苺は、ビタミンC、ビタミンE、葉酸、食物繊維、キシリトールなどを含んでいます。ブドウほどではありませんが、苺にもポリフェノールの一種「アントシアニン」という色素成分が入っています。
  • はしり
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
                                                                       
  • とちおとめ

    「久留米49号」と「栃の峰」から生まれた品種です。赤みが色鮮やかで、光沢が極めて良いのが特徴です。果肉は、硬めでしっかりしてます。

  • 紅ほっぺ

    鮮やかな赤色、形の良い円錐形、しっかりとした果肉で甘さの中にも程よい酸味がある苺らしい苺です。“ほっぺが落ちるほど美味しい”として「紅ほっぺ」と命名されました。

  • 初恋の香り

    果実が熟すにつれ、光沢のある白色に変化し、ほんのりピンク色に色づきます。中の果肉は美しい白色。「初恋の香り」とは、初恋の甘い気持ちや頬がピンク色に染まるイメージから付けられたそうです。

  • ひのしずく

    果形はやや丸みがあり、赤くとても艶やかな大果系の苺。糖度、香りが高く、みずみずしくて酸味が少ないのが特徴です。

  • さくらももいちご

    「ももいちご」に次ぐ徳島県のブランド苺として栽培されています。つやがあり鮮やかな紅色でバランスの良いお味です。

  • スカイベリー

    甘みと酸味のバランスがよく、ジューシーでまろやかな味わい。果形はきれいな円錐形で、果色は明るく色鮮やかで光沢があります。スカイベリーの名前には「大きさ、美しさ、美味しさ」のすべてが大空に届くような素晴らしい苺という意味が込められています。

  • アイベリー

    甘みと酸味のバランスが良く、しっかりとした味わいとジューシーな果汁が魅力です。

  • あまおう

    「あかい」「まるい」「おおきい」「うまい」の頭文字を取り命名されました。 いちごの中でも、上位の人気があり、大粒でコクと甘みと酸味のバランスが絶妙です。歯ごたえがあるので、生クリームや練乳を添えるだけでも、デザートとなり見栄えのあるいちごのクイーンです。

  • さがほのか

    「大錦」と一時代を築いた「とよのか」の交配品種です。真っ赤で、果形も整っています。果肉がしっかりして、甘みが多く酸味が少ないのが特徴です。

  • さちのか

    『とよのか』と『愛ベリー』から生まれた品種です。甘みが強く果肉は、緻密で濃厚です。日持ちがあり、ケーキのトッピングにも向いています。