新宿高野本店

fluitfullifestyle

1月号

2018 January

No.56

静岡県産 “きらぴ香・紅ほっぺ”

静岡県を代表するいちご「紅ほっぺ」に続き注目されているのが、次世代を担う期待の星「きらぴ香」。
平成29年の2月に品種登録が完了したばかりのまだ新しい品種です。
大玉で先が少し尖ったスマートな形、キラキラ輝き艶やかな果皮が特徴の「きらぴ香」は静岡県オリジナル品種で、県内限定栽培の貴重ないちごです。
今後期待大の「きらぴ香」と、安定した人気の「紅ほっぺ」をご紹介します。

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17年もの歳月をかけて誕生した「きらぴ香」は、
「紅ほっぺ」の系統を受け継ぐ静岡の次世代いちご

静岡県は日照時間も長く、温暖で天候も比較的安定していることから、いちごの栽培に適した環境です。その恵まれた気候を活かして日々、新品種開発など様々な研究をしているのが静岡県農林技術研究所です。こちらの研究所では「紅ほっぺ」と新品種の「きらぴ香」が誕生しました。今回は「きらぴ香」誕生の経緯を、静岡県農林技術研究所 育種科 上席研究員の河田さんに伺いました。
『いちごは最初に咲いた花の房を1番果房といって、その房にいちごが実り収穫されます。次にまた新たな房が生えてくるのですが、それを2番果房といってそこにまた実ります。その繰り返しが続き、春まで収穫できるのですが「紅ほっぺ」は、収穫の始めがやや遅いこと、1番果房の収穫から2番果房の収穫まで期間が空いてしまうという性質があります。また、春には果皮が柔らかく傷みが出やすい事もあり、これらの問題をカバーできる新品種を目標に育種が始まりました。交配し、毎年2万粒もの大量の種を蒔きます。その中から良いものを選び、何年もかけて交配を繰り返し、より良い物に絞り込んでいきます。平成24年には3系統まで絞り込み、生産者や農協の方など関係者に生育状況や食味などを確認してもらいました。最終的に1つに絞り込んだのですが、それが現在の品種名「きらぴ香」で、孫種の中ではダントツの支持を得ました。翌年の平成25年には県内の生産者5名の方に、実際に栽培してもらい市場を通じて販売したところ高評価だったので、平成26年の8月に「きらぴ香」として品種登録の申請を行いました。従って実に17年の歳月がかかったことになります。登録が完了したのは平成29年の2月なので、まだ新しい品種です。』
交配を繰り返して選抜しても、新品種として登録できるのはごくわずか。新品種を育種することは、河田さんをはじめ、研究所の育成者の皆さんのたゆまぬ努力のおかげでもあるのです。
「きらぴ香」は連続的に収穫ができ、収量が安定していることから、「紅ほっぺ」の収穫が少ない期間を補えます。さらに果皮がしっかりしており、日持ちが良いことなど、育種目標であった問題点をクリアした優秀ないちごです。香りも豊かで、爽やかな甘さが口に広がり、みずみずしく食味にも優れています。鮮やかな赤色の果皮は光沢があり、キラキラとしていて、とても華やかなのも魅力です。11月中下旬から6月中旬頃まで長期にわたって楽しめる「きらぴ香」をぜひ、味わってください。

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    きらぴ香
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    紅ほっぺ

大分県産 “ゼリーオレンジ サンセレブ”

九州地方の北東部に位置し、九重連山をはじめ山々が連なり県土の約7割も森林が占める自然豊かな大分県。
温暖な気候に恵まれた津久見市や杵築市などで主に栽培されている、トロリとしたゼリーのような食感が特徴の「ゼリーオレンジ サンセレブ」をご紹介します。

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果肉がなめらか、つるんとした喉越し!!
ゼリーのような食感の大分県産柑橘に注目。

内陸部は山々が連なり、沿岸部は瀬戸内海に面し、南部はリアス式海岸が広がる大分県は、変化に富んだ自然に恵まれています。沿岸部では温暖な気候であることから、柑橘栽培も盛んに行われています。
大分県農林水産研究センター果樹研究所津久見試験地で、柑橘の品種「大津八号」と「天草」を掛け合わせて、平成21年に品種名「大分果研4号」として誕生したのが「ゼリーオレンジ サンセレブ」です。主な産地となっている津久見市の柑橘栽培の歴史は古く、天平12年(740年)ころに、小みかん栽培から始まったと言われています。「ゼリーオレンジ サンセレブ」は、まだ新しい品種ということもあり、生産者は大変苦労して栽培しています。実が柔らかく果皮が薄いので、ヘタの周りの果梗部にクラッキングといって、ひびのようなものができやすく、そこに雨水などが溜まって腐敗してしまう水腐れ症が発生するなど、大変デリケートな果実です。収穫前は園地ごとにサンプルの果実を取って糖度を調査し、その結果に基づいて出荷日を割り出します。それに合わせて収穫するなど、JA全農おおいたが定めた基準があります。それをクリアしなければ「ゼリーオレンジ サンセレブ」として出荷することができません。生産者は果皮が薄く柔らかな果実を傷つけないよう丁寧に扱うなど、最後の最後まで細心の注意を払いながら丹精込めて栽培しています。
生産者はわずか40名ほど、大分県で生まれ大分県でしか栽培されていない希少な「ゼリーオレンジ サンセレブ」。柑橘特有のツブツブ感を感じさせない、なめらかでプルプルとした食感と、何個でも食べたくなる爽やかな甘みは、タカノ フルーツパーラーのフルーツクチュリエも絶賛。ゼリーのような喉越しをぜひ、お楽しみください。

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