新宿高野本店

fluitfullifestyle

2月号

2019 February

No.69

静岡県産 “ほっぺ” / 静岡県産 “きらぴ香”

静岡県を代表するいちご「紅ほっぺ」に続き注目されている静岡の次世代いちご「きらぴ香」。
大玉で先が少し尖ったスマートな形、キラキラ輝き艶やかな果皮が特徴の「きらぴ香」は、静岡県オリジナル品種で県内限定栽培の貴重ないちごです。
今後期待大の「きらぴ香」と、安定した人気の「紅ほっぺ」をご紹介します。

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静岡県は日照時間も長く、天候も比較的安定していることから、いちご栽培に適した環境です。その恵まれた気候を活かして日々、新品種開発など様々な研究をしているのが静岡県農林技術研究所です。こちらの研究所では「紅ほっぺ」と新品種の「きらぴ香」が誕生しました。
県の主力として栽培されている「紅ほっぺ」は、「章姫」と「さちのか」を掛け合わせた品種です。果肉の中まで美しい紅色で、ほっぺが落ちるほど美味しいことから名付けられたそうです。いちごはだいたい10年周期で新しい品種に移行していくのですが、誕生から16年余り経つ「紅ほっぺ」の味にまったく衰えはなく、今だ安定した美味しさをキープしているのも人気の秘密です。
いちごは最初に定植した株を1番果房といって、その株にいちごが実り収穫されます。その株から新たな房が生えてくるのですが、それを2番果房といってそこにまた実ります。その繰り返しが続き、春まで収穫できるのですが「紅ほっぺ」は、1番果房の収穫から、2番果房の収穫まで期間が空いてしまうという性質があります。果皮が柔らかく傷みが出やすい事もあり、これらの問題をカバーできる新品種を目標に育種が始まり、17年もの歳月をかけて「きらぴ香」が誕生しました。連続的に収穫ができ、収量が安定していることから「紅ほっぺ」の収穫できない期間を補えます。さらに果皮がしっかりしており日持ちが良いことなど、育種目標であった問題点をクリアした優秀ないちごです。
「紅ほっぺ」は果皮や果肉が鮮やかな赤色で、サイズは大きく、いちご本来の甘酸っぱさとコクのある深い味わいが特徴です。「きらぴ香」は香りも豊かで、爽やかな甘さが口に広がり、みずみずしくジューシーで食味にも優れています。鮮やかな赤色の果皮は光沢があり、キラキラ輝くまるで宝石のような美しさも魅力です。静岡県を誇る「紅ほっぺ」と県の未来を担う「きらぴ香」をぜひお楽しみください。

熊本県玉名市産 “ゆうべに”

熊本県で誕生した、県オリジナル新品種のいちご「ゆうべに」。
ほどよい酸味とコクがあり、甘さの後にスッキリとした味わいが口に広がります。
県内でも玉名市は「ゆうべに」の栽培が盛んで、いちご栽培の約7割も占めています。
熊本県の期待の星「ゆうべに」は11月下旬から5月ころまで長い期間楽しめます。

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県の次期主力品種に期待大 熊本県生まれのいちご「ゆうべに」

熊本県の主力品種「さがほのか」に変わる優良な一粒をつくるため、熊本県農業研究センターが約10年もの歳月をかけ研究し、誕生した「ゆうべに」は県内でのみ栽培されています。特に「ゆうべに」の栽培が盛んな玉名地域では、県全体の作付面積の約7割を占めています。
「ゆうべに」は、果形の良い「さがほのか」、11月ころから収穫ができ香りの良い「かおり野」、食味に非常に優れた「ひのしずく」の3品種の長所がつまった、いいとこ取りと言っても過言ではない優良品種のいちごです。これから関東圏にも広まる事が期待されるいちごです。
今までの主力品種「さがほのか」、そして熊本生まれの「ひのしずく」とは栽培方法が異なり、新しい品種を栽培するためには、一から技術を学ばなければならないそうです。ハウス内の温度を上げるために敷くいちご栽培に欠かせないマルチシートでは、「ひのしずく」と同じ黒色を敷いたところ、春先に気温が上がりすぎてしまい、追熟が早まるなど「ゆうべに」には合いませんでした。現在は白色のマルチシートにするなど日々研究が続けられています。「ゆうべに」は土耕栽培が中心なので、中腰の体勢での作業になり、園地は縦に長いためかなり苦労するそうです。それでも生産者が熱心に取り組むゆえんは、11月から収穫ができ、連続的に実るので収量も多く、見た目も美しく鮮やかな紅色の優良な県オリジナル品種だからこそ。甘みと酸味の絶妙なバランスと果汁たっぷりのみずみずしい果肉、芳醇な香りとスマートな果形が特徴の「ゆうべに」は、生産者のたゆまぬ努力によって出荷されています。
「ゆうべに」のオリジナルキャラクター『ゆうべに三兄弟太郎&次郎&三郎』はランナーでつながっています。ランナーとはいちご株から伸びる蔓のことで、親株から子株へ伸び、子株が大きくなるとランナーを伸ばして孫株を作っていきます。ランナーは絆のシンボルとして世界中の人を笑顔でつなぎ、愛されるいちごになれるようにと願いが込められているそうです。生産者の想いと夢がつまった、熊本県のいちごを代表する「ゆうべに」をぜひ味わってください。

フロリダ産 “グレープフルーツ”

フロリダの亜熱帯の気候、たくさんの雨、豊富な日の光、そして豊かな砂状の土壌。
これらによって育まれた、甘くて、みずみずしいグレープフルーツ。
グレープフルーツはオレンジと文旦が自然交配して生まれた柑橘類で、1750年頃に西インド諸島のバルバドスを訪れた学者、グリフィス・ヒューズによって初めて文献で紹介されました。
1823年にフロリダ州に伝わり、本格的な栽培が開始されて以来、現在では世界各国で栽培が行われています。
日本に輸入されているグレープフルーツの主な産地はアメリカ(フロリダ州)、南アフリカ、イスラエル等です。
世界の産地の中で評価の高いフロリダ州政府柑橘局が奨励するフロリダ産グレープフルーツをご紹介いたします。

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優れた品質のグレープフルーツを育てるフロリダの気候と土壌。糖度と酸味のバランスも絶妙です。

フロリダのグレープフルーツは、その80パーセント以上が、大西洋沿岸のインディアンリバー地区で生産されています。インディアンリバー地区は、サンシャインステート(陽光の州)と呼ばれるフロリダの名にふさわしく、さんさんと降り注ぐ太陽の光に恵まれた亜熱帯気候の土地で、降水量も豊富です。その土壌は主に貝殻やサンゴの破片から成るコキナ石灰岩で、海が近いため、カルシウムなどのミネラルを豊富に含んでいます。起伏が少ないこの土地のわずか60−90cmの地下には、水脈が走っています。フロリダ州の冬は州南部で夜間15℃前後、州北部で7℃前後まで下がりますが、日中は20℃近くまで上がります。夏季でも最高気温平均32℃とそれほど暑くはありません。
フロリダ産のグレープフルーツの旬は、2月から5月くらいまでです。この時期のものは皮が薄く、糖度と酸味のバランスが絶妙でとてもジューシーです。グレープフルーツは一般的に「ホワイト」「ルビー」の2種類に大別されており、「ホワイト」は種が少なく、果肉は明るい黄色。果実本来の爽やかな美味しさが楽しめます。「ルビー」は赤みがかった果肉が特徴で、コクのある美味しさが口いっぱいに広がります。また、中には果皮にキズがあるものもありますが、これはフロリダの海風で、果皮が葉や枝にこすれて出来るもので、フロリダグレープフルーツならではの個性です。フロリダの太陽の恵みをたくさん浴びた、甘くてみずみずしいグレープフルーツをご賞味ください。